「血肉となる読書」を読んで古典との向き合い方を考えてみた
こんにちは、やんです。
暑さがぶり返してきた今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。外に出るのも億劫になるこの暑さ、でも八月ももう終わり。もうすぐ秋がくるので、それまで夏の暑さを満喫しようと思います。家から出ずに本を読んでいますが(笑)
今回は「血肉となる読書」という本を紹介します。
NHKの100分de名著のプロデューサーの秋満さんと番組を盛り上げた三名との共著となる作品です。僕は正直を申しまして、古典に興味がなく見たことがなかったのですが、今回の読書をきっかけに少しでも触れていきたいなと思うようになりました!
では早速ご覧ください!
※5分で読むには、①本の紹介、
②学んだポイント、③ポイント詳細の順番でどうぞ
目次から飛べます。
右下のマークで目次に戻ってこれます!
こんな人に特におすすめ
- 古典について懐疑的な人:取り入れ方のヒントがあります
- 読書が好きじゃない人:読書のメリットが提示されています

本を読むことは作者と自分との対話になり、深める時間を作ることだと感じました!
本の紹介
NHK「100分de名著」講師陣が贈る、
なぜ本を読んでも人生は変わらないのかへの回答
本を「自分の人生」に接続する読み方が重要。
多読や速読にはない、「自分をつくる」ための読書論を三名の共著者による解説
この本から僕が学んだポイント
ポイントの詳細
古典は答えではなくヒント
冒頭でも書きましたが、僕は古典に対して懐疑的でした。なぜ今に通じない古典を大切にするのだろう、読むのが大変なだけで面白さも何もないと思っていました。
しかし本書の中で秋満プロデューサーのこんな一文がありました。
「読書には漢方と抗生剤の二種類がある」
読書はすぐに成果のでない、しかしじわじわ効いてくる漢方型と、
抗生剤のように即効性のあるすぐに使えるものがあるというもの。
僕はこの文章に触れた時、即効性のあるものばかりを好んでいたと感じました。すぐに成果のでるもの、答えを欲しているのだなと。
では漢方型はどういうものかと考えました。今すぐには必要とされない知識や考えであっても、いざというときににじみ出る生き方に作用するのではないか。
そのまま用いても時代も価値観も違うので使えない、しっかりと咀嚼して現在にアレンジする必要があると感じました。自分との対話が必要ですね。

時間をかけて本と向き合うことが重要だと学びました!
自分と向き合う大切さは過去に紹介した本にも記載がありました。こちらもご覧ください。


ポイント2
得られるものは実際の体験談、新たな価値観
徒然草にある「何事も先達はあらまほしきことなり」という言葉にもある通り、自分だけでは正しく目的やなすべきことを設定できないことがあります。その道しるべとなるのが読書。
著者の小川公代さんは配偶者について海外へいき、環境の変化と異文化に悩まされながら自分の道(研究者)を諦めかけていたといいます。しかしあきらめるなというモンスターから脅される悪夢による踏みとどまりと、女性の社会進出先駆者の本を読んで、自ら決めた道を進んでいきました。
読書によって先達があることによって勇気が貰えることもあり、もしかしたら違う道を選択することもあり、自分の判断を助けてもらえる。

こういった経験は僕自身ないと思いますが、もしかしたら物語の主人公の生き方に感銘を受けて、僕という人物を形成しているかもしれません。まさに血肉となっている!
ポイント3
得た知識は使う、使うことで自分のものとなる
共著者の安田登さんは読書を通して新しいことにどんどん飛び込んでいきました。
学生の頃、飛行機の設計図があるということで海外から取り寄せて実際に作ってみたり。バンド音楽からオーケストラへの編曲をやったことがないのに引き受け、本で勉強して実行した。さらには、パソコンの操作マニュアルを海外の資料を翻訳して出版したこともあるとのこと。
必要に応じてではあるものの、本で学んだことを使うことで世界が広がっています。自分の枠にとらわれず、どんどんチャレンジしている!
枠というものに関連して、安田さんの凄いところをもう一つ紹介させてください!
下楽流の能楽師でありながら、古代中国哲学や甲骨文字、さらにはギリシア語、ラテン語、シュメール語も勉強されているそうです。その理由は原文を読みたいから。原文を読むことで、本当にその時代の人と向き合い、正しい解釈ができると考えているようです。
一例として、孔子の40歳で惑わずというものがありました。僕の知っている解釈は 40歳になったら、迷いがなくなって生き方がブレなくなる。というもの。しかし安田さんは違います。
惑うという字は孔子の時代には発明されていなかった。近いものは或という字だろうとあたりをつけ、こう解釈しています。 40歳になったら、自分の限界や枠組みを自分で決めてしまって(区切って)はいけない。まったく別の回答になりますよね!すごく面白い!!

時代背景まで知ることが新たな発見につながる、とても興味深く感じました!
まとめ
今回は血肉となる読書を紹介しました。読書は即戦力となる知識だけでなく、じわじわ効いてくる、自分と対話することで自分を磨き上げていくものがあると理解。
そして人の人生を知ると自分も何かやらなきゃ!というワクワク感が生まれることも新しい発見でした。
多読しなくてもいい、速読しなくてもいい。
ひとつひとつの疑問に丁寧に自分と向き合って答えを出していくことが、人として成長するポイントだなと思います。
これからすこしずつ古典とも向き合っていこうと思います。
以上です。
ご覧いただき、ありがとうございました!
本の詳細データ
- 正式タイトル:血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか
- 著者:斎藤幸平 ,小川公代 ,安田登 ,秋満吉彦
- 出版社/出版年 あさま社 2026年4月
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