5分でわかる 世界の一流は「休日」になにをしているか
タイトル文字数:14
本の詳細
- 正式タイトル:世界の一流は休日に何をしているか
- 著者:越川慎司
- 出版社/出版慎司 クロスメディア・パブリッシュ 2024年11月
内容
著者が米マイクロソフト本社での勤務経験から、日本と海外の仕事に対する姿勢の違いを実感。世界のエグゼクティブたちが休日をどのように過ごしているかを紹介している。休日=体を休める日ではないというところがポイント
学んだポイント
①日本人の働き方では休日は体を休める日であって、体力面のみの回復であって精神的な回復はできていない。海外では働きず、仕事はあくまで生活の一部。
②仕事を一生懸命にやり切ることと残業をすることは違う(日本と海外の価値観の違い)
③休日はアクティブ(寝だめ以外)に過ごすことがストレス解消につながる。ランニング、バイク、美術館へいく、家族と過ごす、瞑想、自己投資などに充てている。
やんの感想
本を読もうとしたきっかけ:休日はもっぱら寝て過ごし、好きな本やゲームをして過ごしており、あっという間に時間がすぎてしまっている。仕事にいくことはできるが、シャキッとしないし、すっきり全快して万全です!というわけでもない。自分よりもずっと忙しいだろう人がどう過ごしているのか気になったため。
①について。多くの日本人がそうだと思いますが、ぼくの場合平日の仕事を一生懸命頑張ってたくさんの仕事をやりきり、休日に突入する。そうなると毎日の寝不足から昼過ぎまでねてしまったり、朝起きられても昼寝をしてしまったり。起きていられても疲れが体をむしばんでいるため、行動しようとする気力がおきない。そんな日々を過ごしていました。海外の方は基本的に残業をしない、仕事は仕事、終わったら家族と過ごすことを優先している。その結果休日に疲れを持ち越さず、アクティブに過ごすことができる。※もちろん日本の方も海外の方も例外はあると思います
②について。与えられた仕事を一生懸命にやりきることは日本人の美徳の一つだと思います。しかし与えられた時間以上の成果を求められたり、応えようとしてより仕事に励んでいる。結果として早出や残業、持ち帰りの仕事となってします。前述しましたが、海外の方は残業をせず、自分のできる範囲はここだとしっかりと主張し、折り合いをつけるようです。※文化の違いも当然あると思います。
③について。休日にやりたいことをやる、アクティブに過ごす。ぼくの場合、寝だめするためにいつもより遅く起きる、昼過ぎに起きた時の一日終わった感が嫌で、なんとか早起きしても一日中体がだるくて頑張って起きていてもすっきりしない。そんな日々を過ごしていました。意識を変えて、仕事の段取りを変えて残業を自分の中で極小化し、休日に体は元気な状態で迎えられるようにしてみました。そうしたら、まず気分が違う、一日のスタートの元気さが違う。朝起きられる時間が違う、一日の長さによる充実度が違う。出かける元気もあれば、仕事はじめへの意欲もある。体が疲れていないことで休日を好きなことができる活動力があり、充実したと感じました。仕事への意欲も、休日に過ごす楽しみを思い描き、以前よりも集中して取り組めた気がします。※本人の感想です。
まとめ
日本と海外の考え方、文化の違いはあれど、仕事の頑張り方を変えることは日本で働いている人でもすることができる。休日を迎えるにあたり、体が疲れていないこと、十分な休養を疲れる前に取っていることが重要で、休日活動する活力となる。休日の充実が仕事をしている日々の充実にもつながり、好循環が生まれる。ワークライフバランスをどちらも高めてくれるものという認識になった。
休日を過ごすために日本人のエグゼクティブはいったいどんな働き方で、休日を過ごしているのかがとても気になった。日本でも様々な業界で残業時間を規制する流れになってきています。歓迎すべきだが、それにともなう人の考え方・価値観の変化も世間に促していく必要があるのではないか。受け入れてどう変革するか。しかし人や社会は簡単には変わらないので、まずは自分から変革していこうと思う。自分の考え方と行動を変える、まずはやってみようの精神!
こんなひとに読んでもらいたい
①休日が充実していないなと感じている人
②月曜日に仕事にいくのがつらい人
③海外の方の働き方が知りたい人
